自作プロフィールビデオの作り方
公開日:
:
最終更新日:2017/10/28
►余興のテクニックとノウハウ
短めのプロフィールビデオを作ってみて、その作成方法を説明していきたいと思います。
今回紹介させて頂くプロフィールビデオは下記のような動画です。作成方法の説明のため、大幅に掲載写真などを少なくしておりますが、プロフィールビデオ作成のためのエッセンスは詰まっています。
また、今回の説明は「Windows ムービーメーカーの基本的な操作方法(共通項目)」を前提としておりますので、読んでいて分からない部分があったら、そちらを読んでみて下さい。
それでは、順番に作成方法を説明させていただきます。
1.素材写真と動画の取り込み
まずは、プロフィールビデオで使用する写真や動画を取り込みます。フォルダから、使用する写真や動画を一括選択して、ムービーメーカーのストーリーボードにドラッグアンドドロップしましょう。ストーリーボードにドラッグした素材が表示されます。この時、写真や動画の順番が再生する順番と違う場合は、それぞれの素材をクリックして選択した後に、移動したい場所にドラッグして、順番を変更しておきましょう。
今回、読み込んだ素材は以下のものです。
1.新婦の生い立ち写真・・・4枚
2.オープニング用動画・・・1つ
3.エンディング用動画・・・1つ
4.黒塗り映像・・・2枚
プロフィールビデオのメインとなる新郎新婦の写真は、必要に応じて追加して下さい。今回は説明用ビデオのため、新婦の写真4枚のみです。
オープニングとエンディングに追加する動画があると、よりスマートなプロフィールビデオができます。今回はどちらの動画も、「Studio Lab01」から拝借させていただきました。結婚式余興用の無料動画を探すにはこちらを参考にして下さい。
黒塗り映像は、プロフィールビデオの最初と最後に組み込む形式的なバッファ(余裕)部分です。これがないと、式場でDVDを再生した時に最初の1~2秒が欠落してしまったり、DVDがリピート再生設定になっていた場合にビデオが繰り返し再生されはじめてしまいます。これらを防ぐために、最初と最後の数秒間に黒塗りの映像を入れましょう。
作るのは簡単です。Windows付属ソフトの「ペイント」を起動して、色は「黒」、ツールの「塗りつぶし」を選択して、空白のキャンバスをクリックするだけです。
2.表示時間の調整
次に写真1枚あたりの再生時間を設定しましょう。ムービーメーカーの初期設定では、1枚あたり7秒に設定されているはずです。しかし7秒では、後述するようなアニメーション効果を入れたり、テキストを表示させたりするには、少々短いです。ここでは10秒に設定します。
プロフィール写真を1枚ダブルクリックしてみてください。「ビデオツールー編集」の「再生時間」が7秒になっているはずですので、これを10秒に変更しましょう。他のプロフィール写真も同様に10秒に変更して下さい。
3.アニメーションの設定
写真や動画の切り替わりの際のアニメーション効果を付け加えます。
リボンの「アニメーション」の切り替え効果の詳細を開きましょう。
様々な切り替え効果が現れます。カーソルを切り替え効果の上にもっていけば、その効果がプレビュー画面に表示されます。お気に入りの切り替え効果を探してみてください。
今回は全ての切り替わり時に「クロスフェード」の効果を採用してみます。「クロスフェード」は癖のない自然なアニメーション効果なので、どんなシーンでも比較的使いやすくオススメです。
さらにアニメーションの効果時間を「3.00秒」に設定します。
クロスフェードを選択して、その右の再生時間を「3.00」と直接入力して下さい。最後に「すべてに適用」をクリックします。
これで全ての画面切り替わり時にクロスフェード効果が追加できました。ストーリーボードの各写真・動画の最後には白い三角形が追加されていますが、これは切り替え効果が存在することを表しています。
さらに、写真それぞれにもアニメーションを加えましょう。
写真をクリックして選択状態にしてから、「アニメーション」タブの「移動および拡大」から、写真にあったアニメーション効果を選択しましょう。
この写真では「拡大、右へ」を選択しました。
同じように他の3枚の写真にもアニメーション効果を追加して、見栄え良くしましょう。
4.表示テキストの設定
次に各画面でテキストを表示させます。オープニング動画・各プロフィール写真・エンディング動画にそれぞれテキストを追加します。
- オープニング動画
オープニング動画をクリックして選択状態にしてから「ホーム」の「キャプション」をクリックします。
すると、プレビュー画面に[ここにテキストを入力]という表示とともにテキスト入力欄が出てきます。さらにストーリーボードにもテキスト表示されている事を確認しましょう。
適当な文字を入力したら、フォントやサイズ、配置などの調整して下さい。
また、このままだと少し寂しいので、テキストにも特殊効果を追加します。「テキストツール」の「フォーマット」から特殊効果の一覧を開きましょう。
今回は「コンテンポラリー」の1つを選択しました。
また、動画とテキストの表示時間が合っていないため、合わせましょう。オープニング動画の長さに比べて、テキスト表示時間が短かったため、表示時間を8.0秒に伸ばしました。これで、テキストと動画の長さが同じくらいになりました。
- 各プロフィール写真
各プロフィール写真にもテキストを追加します。先ほどと同じように、写真をクリックした状態でキャプションをクリックすると、テキスト入力欄が出てきますので、フォントや配置を調整しましょう。特殊効果は「シネマティック-ぼかし2」を選択しました。
他の3枚にも同様にテキストを追加しますが、先ほどと同じようフォントや配置を調整するのは面倒です。そこで、1枚目の写真のテキストをコピーして、他の3枚の写真部分に貼り付けましょう。まずは、ストーリーボード上のいま作ったテキストを右クリックしてコピーします。
そして貼り付ける場所に再生インジケーター(黒い棒)を移動させて、右クリックして「貼り付け」を選択します。すると、1枚目のテキストの書式を保持したまま、2枚目以降にもテキストを貼り付けることができます。貼り付ける場所は、画面の切り替え効果が終わるところ(白い三角形の終わると場所)に設定しましょう。
貼り付けが完了したら、それぞれのテキストを修正します。
- 最後にエンディング動画ですが、これも今までと同じです。特殊効果には「拡大-小」を選択しました。
5.BGMの追加
最後にBGMを追加します。
ホームの「音楽の追加」から「現在の位置に音楽を追加」をクリックして、PCの音楽を選択しましょう。その際に再生インジケーターをオープニング動画の始めの部分に合わせておきましょう。
音楽が追加されるとストーリーボードに音楽の音量を表す緑色の波形が表示されます。今回挿入したBGMは映像に比べて時間が長いので、短く調整します。
音楽を表す緑のラインをダブルクリックすると「音楽ツール」の「オプション」が表示されます。そこで停止位置をエンディング画面が終わるタイミングに設定します。今回は「52.0秒」です。また、音楽の始まりと終わりを自然にするために、「フェードイン」「フェードアウト」をどちらも「普通」に設定しましょう。
これでプロフィールビデオの映像は完成です。
6.ムービーの保存
映像が完成しましたので、これをムービーとして保存します。
「ムービーの保存」から「このプロジェクトの推奨設定」を選択します。
(「プロジェクトの保存」は編集作業を中断する際に使用します。)
その後、保存先を選択して保存を開始します。映像の保存処理はPCがフル稼働します。PCのスペックによっては少々時間がかかりますが、気長に待ちましょう。
保存が完了したら、後はDVDに焼くだけです。
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